新たに開始する2つの研究開発で共同研究者を募集
:土木研究所(2015年8月6日発表)

 (国)土木研究所は8月6日、新たに開始する2つの研究開発で共同研究者を募集すると発表した。

 1つは、「コンクリート舗装の維持修繕工法の改善に関する共同研究」。日本の道路舗装は、敷設が容易などから、アスファルト舗装が主流だが、近年、耐久性の高いコンクリート舗装が長寿命化と維持修繕工事頻度の削減の面から見直されている。しかし、破損した場合の維持修繕工法に課題があってコンクリート舗装の一般道への採用は進んでいない。

 今回の共同研究は、既存の修繕工法の改善、軽微な破損に対する維持方法の提案、早期に交通を再開できる修繕方法の提案を平成27年度から30年度までかけて行おうというもの。共同研究の同研究所側の担当は、道路技術研究グループ、材料資源研究グループ、寒地保全技術研究グループ。

 もう一方の共同研究テーマは、「情報化施工導入効果検証に関する研究」。情報化施工を普及させるには、導入した際の効果を具体的、定量的に示す必要がある。共同研究では、実際に情報化施工を用いた実験(模擬施工)の実施と、「情報化施工基礎データ集(仮称)」の作成を平成27年度と同28年度をかけて行う。研究所側の担当は、技術推進本部 先端技術チーム。

 同研究所の共同研究制度の概要や申請書の様式は、http://www.pwri.go.jp/に。募集締め切りは、両募集とも9月4日(金)午後5時。問い合わせは、同研究所企画部研究企画課(TEL029-879-6751)へ。

詳しくはこちらこちら