防災科研が第10回成果発表会開催

 (独)防災科学技術研究所は3月6日午後1時から、東京・丸の内(千代田区)の東京国際フォーラムで「第10回成果発表会―防災科学技術研究所の最新の研究成果―」を開催する。昨年は大雪による災害や豪雨・土砂災害、御嶽山の噴火や長野県北部の地震などの災害が相次いだ。こうした災害のメカニズムや今後の研究展望など最新の研究成果を講演とポスター展示で発表する。講演は、2部構成で、第1部「最近の災害の様相とそれへの対応」では、▽「防災科学技術研究所で観測された2014年火山活動」(地震・火山防災研究ユニット )、▽「雪氷災害研究50年 昨今の大雪も踏まえた総合的な雪氷災害軽減システムの構築」(雪氷防災研究センター)、▽「土砂災害研究と減災対策」(水・土砂防災研究ユニット)のテーマで行われる。第2部「災害・防災研究の新たな展開」では、▽「実戦研究へ 体育館の天井落下とその対応」(兵庫耐震工学研究センター)、▽「地震発生メカニズムに迫る」(地震・火山防災研究ユニット)、▽「災害に強いレジリエントな社会を目指して」(レジリエント防災・減災研究推進センター)の講演が行われる。また、「大災害の時代」をテーマに(公財)ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長で熊本県立大学理事長の五百旗頭真氏が特別講演を行う。参加は無料。申し込みは、同研究所のホームページから。問い合せは、同研究所アウトリーチグループ(TEL029-863-7783)へ。