
「AESP14」の放出の様子(出典:JAXA/NASA)
(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は2月5日、高度約400kmで地球を90分かけて回っている国際宇宙ステーション(ISS)に接続する日本実験棟「きぼう」からブラジルの超小型衛星「AESP14」を放出することに成功したと発表した。
放出したのは、ブラジル国立宇宙研究所とブラジル航空技術大学が開発した1辺の長さが10cm(10cm角)の超小型衛星。「きぼう」からの超小型衛星放出は、これが6回目。
今回の「AESP14」は、米国のフロリダ州からISS補給ロケットのドラゴン補給船に搭載されて1月12日にISSに向け打ち上げられ、「きぼう」にセットされていた。
「きぼう」からの放出は、日本時間の2月5日午後9時50分、同機構筑波宇宙センター(茨城・つくば市)の「きぼう」運用管制チームからのコマンドでブラジル航空技術大学の教授らが見守る中で行われた。
今後の「AESP14」の運用は、ブラジルの宇宙機関が行う。