災害リスク低減など新規7課題を来年度重点研究に
:国土技術政策総合研究所(2014年8月29日発表)

 国土交通省の国土技術政策総合研究所は8月29日、平成27年度に新たに着手する重点研究の概要を発表した。

 それによると、新たに開始する計画の重点研究は、「安心・安全の確保」3課題、「持続可能で活力ある国土・地域の形成と経済活性化」4課題の2分野7研究課題。この7課題を加えると同研究所の重点研究は、18研究課題となり、来年度の重点研究予算として2億4,200万円を要求している。

 新規重点研究7課題の課題と概算要求額は、次の通り。
◇「安全・安心の確保」
▽リアルタイム観測・監視データを活用した高精度土砂災害発生予測手法の研究:1,300万円
▽気候変動下の都市における戦略的災害リスク低減手法の開発:2,300万円
▽地震誘発火災を被った建築物の安全性・再使用性評価法に関する研究:1,700万円
◇「持続可能で活力ある国土・地域の形成と経済活性化」
▽下水処理場の既存施設能力を活用した汚水処理システムの効率化に関する研究:1,200万円
▽共同住宅等における災害時の高齢者・障がい者に向けた避難支援技術の評価基準の開発:1,500万円
▽みどりを利用した都市の熱的環境改善による低炭素都市づくりの評価手法の開発:1,200万円
▽海上輸送の構造変化に対応したコンテナ航路網予測手法の開発:800万円

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