国際協力機構と連携分野の拡大で協力協定
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月23日、(独)国際協力機構(JICA)と協力協定を締結したと発表した。
 JAXAは、これまでもJICAが海外で進めている国際協力事業に人工衛星で捉えた観測データを提供するなど協力してきた。地球観測衛星「だいち」を使ってのブラジルのアマゾン川流域の森林の違法伐採地の発見、アルゼンチンのアンデス山岳地帯の氷河台帳の作成などはその代表例。
 今回の協定は、これまで行ってきたようなJICAが開発途上地域などで実施している事業への協力に加え、さらに連携分野を拡大しようと締結したもの。具体的には、海外での大規模災害発生時にJICAが実施する国際緊急援助隊活動への協力などにまで広げていくとしており、JAXAはそうした経験を新たな宇宙技術の開発に生かしていく計画。

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