農業用ダムの耐震解析手法の研究で共同研究者を募集
:農村工学研究所

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の農村工学研究所は4月21日、同研究所と農業用ダムの耐震解析手法の研究を共同で行うパートナーを募集すると発表した。
 東日本大震災で、ため池などの農業用水利施設に大きな被害が生じたことから農業用ダムの耐震性再点検が課題となっている。
 共同研究は、農業用ダムの耐震解析を高度化するための手法の開発を目的に行うもので、研究課題名は「農業用フィルダム耐震解析手法の高度化に資する基礎的課題の検証」。
 農業用フィルダムは、天然の土砂や岩石を盛って築いた農業用のダムのこと。共同研究では、平成26年度と27年度の2年間をかけて①実ダムにおける解析上の問題点の整理、②複数のダムに共通する問題点の抽出・分析、③解析条件が解析結果に及ぼす影響に関する基礎的検証に取り組む。
 募集するのは、1機関(団体や企業など)で、高さが15m以上のフィルダム、コンクリートダムの設計実績を持っていることなどが応募の条件。
 公募の締め切りは、5月20日。
 問い合わせと応募は、技術移転センター移転推進室(TEL029-838-8296)へ。

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