JAXAが技術研究発表会

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は12月18日午前10時から、東京・神田駿河台(千代田区)の「御茶ノ水ソラシティ」で「社会課題の解決に貢献する宇宙航空技術」をテーマにJAXA技術研究発表会を開催する。これは、JAXAの宇宙航空技術の研究成果を広く紹介するもので、参加は無料。事前申し込みは不要。成果発表は、ソラシティホール(一般講演)、テラスルーム(口頭による研究発表)、レセプションホール(展示による研究発表)に分かれて行われる。主なプログラムは、ソラシティホールでは、産業技術総合研究所・中鉢良治理事長が「知る 作る 役に立つ」のテーマで特別講演を行い、▽社会課題の解決に資する地球観測衛星技術▽月・惑星探査技術開発と成果利用▽乱気流事故防止機体技術の研究開発、など10の講演が行われる。テラスルームでは、▽惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT-A)の打上と運用状況▽スーパーコンピュータを使ったイプシロンロケット打上げ時の静音設計▽ロケット複合エンジンの研究、などの研究発表が行われる。また、レセプションホールでは、▽基幹ロケット高度化開発▽マイクロ波放電型イオンエンジン▽高精度/高効率風洞試験技術の開発、など宇宙輸送ミッション本部、宇宙科学研究所、航空本部などJAXAの各研究機関による展示研究発表が行われる。問い合わせは、JAXA研究開発本部推進研究部(TEL050-3362-2627)へ。