スパコン「京」が米国のコンテストで3年連続1位に
:筑波大/理研/富士通

 筑波大学と(独)理化学研究所、富士通(株)は11月22日、米国のデンバー市で21日(現地時間)に開かれた「HPC(ハイ・パフォーマンス・コンピューティング:高性能計算技術)」の国際会議で、国産のスーパーコンピューター「京(けい)」がスパコンの総合的な性能を評価する「HPCチャレンジ賞クラス1」で、また「京」に実装したスパコン用言語「XcalableMP」がプログラミング言語を評価する「HRCチャレンジ賞クラス2」でそれぞれ第1位に選ばれたと発表した。「京」の「HPCチャレンジ賞クラス1」の第1位受賞は3年連続で3回目となった。
 「京」は、文部科学省が推進する「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラの構築」プログラムの中核システムとして理研と富士通が共同開発したスパコンで、今回は、4部門中3部門で1位を獲得した。
 一方、プログラミング言語の総合的な性能を評価する「HRCチャレンジ賞クラス2」を日本が受賞したのは、今度が初。受賞したスパコン用言語「XcalableMP」は、筑波大と理研が共同開発したプログラミング言語で、筑波大、理研は「HRCアプリケーションの開発にXcalableMPが極めて有効であることを示すもの」としている。

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