ISSの日本実験棟から超小型衛星4基を放出
:宇宙航空研究開発機構

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放出された米国の超小型衛星(提供:JAXA/NASA)

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月20日と21日、地球を周回する国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」から国内外の超小型衛星4基を相次いで放出、地球を周る軌道に乗せたと発表した。
 ISSに長期滞在中の若田光一宇宙飛行士が「きぼう」のロボットアームを操作して衛星を所定の放出方向に向け、19日に3基、20日に1基それぞれ放出した。
 19日に放出した3基のうちの1基は、JAXAが公募し東京大学などが開発した超小型衛星で、一辺10cmの立方体、重さは約1kg。名称は、「ピコドラゴン」。東大と(株)IHIエアロスペース、ベトナム国際衛星センターが共同開発したもので、地球の撮影を目的としている。
 あとの2基は、米航空宇宙局(NASA)が公募し米国企業が開発した超小型衛星「Ardusat-1」と「Ardusat-X」。20日放出の4基目も米国製で、「TechEdSat-3」といい、NASAのエイムズ研究センターが軌道離脱技術の実証を行う目的で開発した。

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