国土交通省と同省国土技術政策総合研究所は3月7日、公募した平成25年度から取り組む技術研究開発の審査結果を発表した。
この公募は、道路政策の質の向上に役立つ研究開発テーマを募集するもので、平成16年に設置された「新道路技術会議」が審査し決めている。
今回は、46件の応募があり、その中から5件が選ばれた。5件の研究テーマと研究代表者は次の通り。
▽広域道路ネットワークの耐災害信頼性から観たリンクの脆弱度及び改良優先度の実用的評価手法の開発と適用性評価(東大・家田仁氏)
▽物流の効率化と環境負荷の低減の両立を目指した道路政策についての研究開発(京大・谷口栄一氏)
▽道路橋示方書の改定を踏まえた性能設計概念に基づく設計照査手法についての研究開発―特に下部構造を中心として(岐阜大・本城勇介氏)
▽事故発生位置情報を用いた事故分析総合システムの研究開発(交通事故総合分析センター・山田晴利氏)
▽繊維シートや鋼板によって補強されたRC部材の再劣化に対する健全度評価法の開発(東北大・鈴木基行氏)
No.2013-9
2013年3月4日~2013年3月10日