(独)農業・食品・産業技術総合研究機構(農研機構)の中央農業総研究センターは12月3、4日の両日、つくば市(茨城)のつくば国際会議場などでシンポジウム「飼料イネ・放牧を活用した水田周年利用技術の展開」を開催する。水田は、自給率の低い家畜飼料の生産基盤として飼料イネの生産が推進されている。また、農業の担い手が激減する中、放牧などの水田利用技術の開発も必要とされる。農研機構では平成21年度から茨城県内で、モデル開発に乗り出し、飼料イネなどを活用した繁殖和牛の周年放牧を行い、研究を進めてきている。シンポジウムでは、こうした研究の成果を発表するとともに、飼料イネ・放牧に取り組む各地の実態について意見交換をして、水田放牧技術の普及・畜産経営の発展を探る。時間は3日が午後0時~同5時30分、つくば国際会議場で水田放牧向け牧草・飼料イネの栽培と放牧管理技術や家畜衛生管理、水田放牧の営農評価とリスクマネジメントなどに関して研究成果が発表される。4日は、午前9時~午後0時の予定で、県内常総市の下新田集落センターで、実践現場からの報告や意見交換などが行われる。参加費は無料。参加申込書(http://www.naro.affrc.go.jp/event/list/2012/09/043910.htmlからダウンロード)をEメール(noukei-sympo@naro.affrc.go.jp)またはFAX(029-838-8414)で11月9日までに事務局の同研究センター農業経営研究領域まで送付。問い合わせは、同事務局(TEL029-838-8414)へ。
No.2012-39
2012年9月24日~2012年9月30日