(独)防災科学技術研究所は9月25日、地震ハザード評価手法(地震危険度評価手法)やリスク評価手法の開発・情報提供を行っている国際的NPO(特定非営利活動)法人・GEM財団(Global Earthquake Model Foundation、本部・イタリア)の運営委員会メンバーに参画したと発表した。
GEM財団が発足したのは2009年。2011年度末現在、米国、欧州、アジア、南米など14カ国の公的機関と8つの民間機関が運営に参加、数十カ国の機関・組織が官学民を問わず協力機関として加わるまでになっている。
一方、防災科研は、国の地震調査研究推進本部が行っている地震動予測地図の作成で地震ハザード評価手法の開発やデータ提供などを担当している。
今回の防災科研のGEM財団運営委員会への参画は、防災科研のこれまでの開発技術をGEM財団が評価、同財団から直接要請され、決まったもの。
防災科研は、今回の参画によって「これまで取り組んできた地震ハザード評価手法を国際化することが可能となる」といっている。
No.2012-39
2012年9月24日~2012年9月30日