「強震モニタ」を開発、1000人に提供して実験を開始
:防災科学技術研究所

 (独)防災科学技術研究所は9月3日、新しい「強震モニタ」を開発、公募した利用希望者1,000人を対象とする提供実験を同日午前10時から開始したと発表した。
 日本列島には、強震計と呼ばれる非常に強い揺れまで振り切れることなく計測できる地震計が張りめぐらされている。「強震モニタ」は、その全国の強震計で観測された日本列島の「今」の揺れと、地震発生直後に気象庁から出される緊急地震速報とを重ねて表示するシステム。
 全国の強震計から、つくば市(茨城)の同研究所内に設置されているデータセンターに送られてくるデータの一部を利用して、今現在観測されている地面の揺れの表示と、緊急地震速報の予測情報(震源情報、P波・S波の到達予想円、予測震度)を合わせて可視化するというWebサービスで、1秒ごとに表示データの更新が行われる。
 3日からの提供実験は、一般の家庭などで実際に利用してもらって使い勝手やニーズなどを明らかにしようと開始したもので、2013年2月28日まで続ける。

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