(独)産業技術総合研究所は7月17日、大阪府立大学と連携・協力協定を締結した。
大阪府立大は、2005年4月にそれまでの同大学、大阪女子大学、大阪府立看護大学の3大学が「高度研究型大学―世界に翔く地域の信頼拠点」を目指して統合、発足した公立大学法人。
産総研と大阪府立大は、これまでも共同研究などを行ってきたが、今回の協定締結を機にバイオメディカル分野、植物工場分野、ナノ分野の研究協力を推進するとしている。
バイオメディカル分野では、両機関が所有する分子ライブラリーやバイオテクノロジー(遺伝子工学)のノウハウを相互に利用してバイオ医薬品を含む創薬の基盤技術開発に取り組む。
植物工場分野では、完全閉鎖型植物工場の産業化に向けたソフト面、ハード面の連携体制を構築する。
また、ナノ分野では、超電導などを利用した超高感度センサー技術、カーボンナノ材料を用いた電子デバイス、電池・熱電デバイス、などの分野の連携を推進する。
No.2012-29
2012年7月16日~2012年7月22日