秋田・玉川温泉での雪崩災害の調査・解析速報を発表
:防災科学技術研究所

 (独)防災科学技術研究所は2月20日、秋田県仙北市の玉川温泉で2月1日に発生した雪崩災害の調査・解析速報を発表した。
 この雪崩は、2月1日の午後5時頃、標高約770mの地点で発生し、テントで岩盤浴をしていた3人が巻き込まれて死亡した。
 同研究所は、雪崩など雪氷災害の研究に力を入れており、2月1日の玉川温泉の雪崩では同研究所雪氷防災研究センター新庄支所(山形・新庄市)から3人の研究者を現地に派遣、(独)土木研究所雪崩・地すべり研究センター(新潟・妙高市)、新潟大学災害・復興科学研究所(新潟市)の5人の研究陣と合同チームを組んで2月3、4の両日、現地調査を実施した。
 発表によると、雪崩は(社)日本雪氷学会の分類でいう「面発生乾雪雪崩」に入り、崩落した積雪は幅約300m、長さ同100m、体積同15,000m3と推定され、当時付近一帯が表層雪崩の発生しやすい条件下にあったという。

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