国土交通省国土技術政策総合研究所は2月22日、つくば市(茨城)の同研究所敷地内で木造3階建て校舎の火災実験を行い、公開した。
3階建ての学校校舎は、建築基準法で鉄筋コンクリート造りにするなど耐火建築にすることが義務付けられている。
公開した火災実験は、3階建ての木造校舎が安全面から実現可能かどうか明らかにする一環として実施したもの。使用したのは、柱や壁、床が加熱後1時間耐える「準耐火建築物」として作った延べ床面積約2,260㎡の模擬校舎だったが、1階の「職員室」につけた火は5分ほどで屋根にまで燃え広がり、約2時間で全焼した。
今回得られたデータを基に耐火性を高める検討を加え、来年度中に再び実験を行う計画という。
No.2012-8
2012年2月20日~2012年2月26日