(独)農業生物資源研究所は1月30日、契約期間を定めず定年まで勤務できる「パーマネント研究職員」を2人公募すると発表した。
同研究所は、農業生物の基礎的な生命科学の研究を推進するため優秀で意欲のある研究者を国内外から募集しており、今回もその一環。勤務するのは、つくば市(茨城)にある同研究所の「農業生物先端ゲノム研究センター家畜ゲノム研究ユニット」と、「遺伝子組換え研究センター昆虫機能研究開発ユニット」。募集するのは、2人共研究職員3級相当のポスト。同研究所の現在の定年は、60歳。
「家畜ゲノム研究ユニット」で行う業務は、家畜改良などへのゲノム(全遺伝情報)活用の研究。一方、「昆虫機能研究開発ユニット」の業務は、アフリカの半乾燥地帯に生息する昆虫「ネムリユスリカ」の研究で、休眠に関与する遺伝子ネットワークの解明を行う。
募集するのは、両ユニット共、大学や法人、自治体の研究者で、博士号取得者。
応募締め切りは4月2日。採用は10月1日。給与などの待遇は、同研究所の給与規定
(http://www.nias.affrc.go.jp/kouhyou/doc/shokuin_kyuyo_kitei.pdf)に基づいて決める、としている。
合否は、書類審査(4月中旬)と、5月上旬の面接試験によって決める。
問い合わせは、同研究所研究職員選考審査委員会事務局(TEL029-838-7403)へ。
No.2012-5
2012年1月30日~2012年2月5日