(独)防災科学技術研究所は9月29日、防災への関心を喚起する災害危険度情報を広く一般に提供する防災ソフト「みんなの防災」を開発し、公開したと発表した。
同研究所は、個人一人ひとりの災害に対する意識を高めるため、携帯電話や若年層に人気のあるソーシャルメディア(ユーザー自らが情報を発信していくメディア)などを用いた防災ソフトの研究開発を行っている。
今回の防災ソフト「みんなの防災」は、会員数1,000万人以上という日本最大のソーシャルメデイア「mixi(ミクシィ)」のモバイルソフトとして携帯電話から取得した位置情報をもとに、全国概観ハザードマップ(防災予測地図)から災害危険度情報を取得、地震や水害・土砂災害・雪害などの危険度をチャートで表示し、ユーザーに提供するというもの。
また、ユーザーは、提供された情報を参考に、自分の身近な危険場所や対策事例、過去の災害履歴、避難所の情報などを投稿し、投稿内容をユーザー同士で評価・参照し合うこともできる。
No.2011-39
2011年9月26日~2011年10月2日