(独)国際農林水産業研究センター(茨城・つくば市)は7月7日、ガーナのアクラ市にアフリカ連絡拠点を開設すると発表した。
アクラ市は、交通・通信の便が良く、多くの国際機関や研究所などがあることから、同市のアフリカ農業研究フォーラム(FARA)施設内に開設を決めたもの。同センターでは、今後ますます重要性が増す日本のアフリカ農林水産研究の中核拠点となることを目指したいとしている。
昨年5月、横浜市(神奈川)でアフリカ各国が参加して「第4回アフリカ開発会議」(日本政府、国連、世界銀行など共催)が開催され、農作物の品種改良、農業技術向上のための農業研究などについて日本からの支援拡大が表明された。
同センターでは、開設する連絡拠点を使ってガーナ国内にある国連食糧農業機関(FAO)をはじめとする国際機関や国立農業研究機関、大学、行政機関などと密接な関係を構築し、アフリカ農業に関する広範な情報を入手して迅速に日本国内の関係機関に情報発信していきたいとしている。
No.2009-27
2009年7月6日~2009年7月12日