長ネギの皮むきと太さ選別同時に行う機械を開発
:農業・食品産業技術総合研究機構

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は7月7日、皮むきと太さ選別を同時にやってのける長ネギの皮むき機を開発したと発表した。
 長ネギの皮むきは、手のかかる作業なため既に自動の皮むき機が実用になっているが、ネギの販売価格につながる太さの選別まではできない。試作した新皮むき機は、作業能率が現用機の1.5倍と高い上、同時に太さによる6段階の評価までやってのけるという優れモノ。 
 これまでのテストで試作機は、現用機の1.5倍に当たる1時間に400~600本の皮むきが行え、使用する圧縮空気の量を約半分に低減する好成績をあげている。
 同機構は、秋田県などで現地試験を実施して性能把握と経済性評価を行い、実用化を目指す方針。小型化できることから個別農家で使ってもらえる農機にもっていけるものと見ている。

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