収量をリアルタイムで表示する新コンバインを開発
:農業・食品産業技術総合研究機構/ヤンマー農機/静岡製機

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構は12月8日、ヤンマー農機(株)、静岡製機(株)と共同で米、麦を刈り取る収穫作業時にリアルタイムで収穫した量(重量)と水分(含水率)を表示・記録する「収量コンバイン」と呼ぶ新しい刈り取り機を開発したと発表した。すでに実用化のための実証試験などを終えており、ヤンマー農機が販売する。
 この新コンバインは、米、麦を刈り取ると同時に茎とモミの分離を行う自脱型と呼ばれるタイプ。収穫物の重量と含水率を表示するほか、収穫作業が終了すると圃場全体の収穫量、10アール(1アールは100m²)当たりの収量、含水率の変動が表示・記録される。測定誤差は、水稲、小麦共、含水率(平均穀粒水分)がプラス・マイナス2%以内、収穫量が同5%以内という。

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