(独)農業・食品産業技術総合研究機構は、12月8日、(株)タカキタ、ヤンマー農機(株)と共同で粗飼料生産の低コスト化が図れる汎用型飼料収穫機を開発したと発表した。
これまで飼料の収穫には、作物ごとに別々の機械を使ってきた。それに対しこの新飼料収穫機は、アタッチメントの交換だけでトウモロコシ、飼料用イネ、牧草など様々な飼料作物に対応でき、投資コストを削減できる。
全国11カ所で県試験場などの協力を得て実施した実証試験では、トウモロコシを1時間当たり42アール(1アールは100m²)、飼料用イネを同29アール、牧草を同89アールそれぞれ収穫できた。刈り取りと同時にロールベール(円柱状に圧縮した飼料)成形がノンストップで行え、トラクターが入れないような軟弱地盤の水田、畑でも作業できるという。タカキタが商品化し、販売する。
No.2008-48
2008年12月8日~2008年12月14日