(独)国立科学博物館は4月16日、つくば市(茨城)にある同館の筑波実験植物園で北アメリカ原産の原始的サトイモ「オロンティウム・アクアティカム」が開花したと発表した。
この植物は、サトイモ科の進化の過程で最初に出現したグループに属し、ミズバショウに近い水生の植物。サトイモ科の特徴である仏炎苞(ぶつえんほう=つぼみを包んでいた葉のこと)がほとんど目立たず、花は黄色い棒状をしている。「群生して多数の開花が見られるのは非常に珍しく、国内では筑波実験植物園だけであろう」と同園では見ている。
No.2008-15
2008年4月14日~2008年4月20日