支柱間が1kmを超す吊り橋上で初の水準測量を実施:国土地理院

 国土交通省国土地理院は、12月11日から17日にかけて本州と四国を結ぶ本州四国連絡橋の一つ「来島(くるしま)海峡大橋」で「直接水準測量」を実施したと発表した。   
 直接水準測量は、高さを測る測定器の前と後に距離をあけて「標尺」と呼ばれる目盛板を立て、前後の標尺の目盛を読んでその差から標尺を立てた2地点の高低差を算出するという水準測量法。支柱と支柱の間隔が1kmを超える吊り橋上で直接水準測量が行われたのは、今回が初めて。
 支柱間の長い吊り橋では揺れや変形が大きいことから測量作業は期間中毎日、交通量や温度変化の少ない午前零時から明け方の5時まで行われた。同連絡橋の他の6つの橋についても同様の測量を来年度に行う計画という。

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