(独)宇宙航空研究開発機構は12月14日、同機構の筑波宇宙センター(茨城・つくば市)で地球を回る宇宙軌道上の国際宇宙ステーション(ISS)に取り付ける日本実験棟「きぼう」の船外実験用設備を報道陣に公開した。 「きぼう」は、2008年から3回に別けて米国のスペースシャトルで打ち上げられる予定で、公開されたのは3便目で打ち上げる「船外実験プラットフォーム」など。これらは、2008年春米国に運ばれ、2009年にISSに届けられる。 船外実験プラットフォームは、宇宙空間に各種の観測・実験機器をさらす設備で、長さ約5.6m、幅同5m、高さ同4mの箱型。 宇宙飛行士が搭乗する「船内実験室」などは、すでに米国のケネディ宇宙センターに運ばれており、2008年2月と4月に打ち上げられる予定になっている。