国土交通省の国土技術政策総合研究所は3月14日、土砂災害の危険度を評価する技術の開発を行う「土砂災害危険度評価技術の高度化に関する共同研究」の共同研究者を募集すると発表した。期間は平成28年5月(予定)から同30年3月末まで」。
自治体から出される避難勧告の判断に用いられている土砂災害警戒情報は、見逃しを避けるために確度が低い段階で発表されて空振りになることがある。また、切迫性の判断が難しいことから、警戒避難で十分活用されているとはいえない状況にある。
今回の共同研究は、降雨の状況や地形・地質などを考慮して、より確度の高い情報が提供できるようにすることを目指して実施するもの。
共同研究のテーマは、①現行の土砂災害危険度評価技術の高度化②新たな土砂災害危険度評価技術の開発―の2つ。
募集の締め切りは、4月14日で、応募者には4月18日つくば市(茨城)の同研究所でヒアリングを行う。手続きに関する問い合わせは、企画課建設専門官(TEL029-864-2674)、研究内容に関しては土砂災害研究室(TEL029-864-2213)へ。