国土交通省の国土地理院は11月24日、優れた地理情報システム(GIS)ソフトウエアと、GISコンテンツを表彰する「電子国土賞2015」の受賞作品を発表した。
「電子国土賞」の表彰は、今年で4回目。今回の受賞作品は、PC(パーソナルコンピューター)部門2点、モバイル部門1点、コンテンツ部門2点の5点。
それぞれの受賞作品名と開発者、作品の概要は次の通り。
◇PC部門
▽「地盤安心マップPRO 地盤カルテ 地盤安心マップ」(開発者:地盤ネット(株))
PCやiPadアプリから、地盤に関する詳細な情報を提供する事業者向けの有料のマップサービス(地盤安心マップPRO)のほか、地盤のリスクが無料でメールされる地盤カルテ、地質関連情報が無料で閲覧できる地盤安心マップがある。
▽「登山地図&計画マネージャー『ヤマタイム』」(同:(株)山と渓谷社、(株)システム・クリエート、北海道地図(株))
無料の登山計画支援サービス。ブラウザ上で登山地図を閲覧したり、行きたいコースを選ぶと、コースタイム、総行動時間、各地点への到着時間など登山に必要な行程を自動で計算してくれる。
◇モバイル部門
▽「スマートフォンアプリ『墨田区防災マップ』」(同:(株)中央ジオマチックス)
東京・墨田区の防災に関する情報をスマートフォンやタブレット端末で閲覧できるアプリ。地理院地図やGoogleMapsの表示もできる。
◇コンテンツ部門
▽「igania」(同:内外地図(株))
地図や地図記号などを楽しく見ることができる地図グッズ。
▽「HogMap」(同:原田幾)
全国から集めたパラグライダーの飛行記録のサービス。臨場感ある3D空間にフライトを再現している。