農環研が第29回気象環境研究会を開催

 (独)農業環境技術研究所は11月20日午後1時~同5時30分、つくば市(茨城)竹園の「つくば国際会議場」で第29回気象環境研究会「気候変動に対する植物の応答とその分子生物学的な理解に向けて」を開催する。近年、地球規模での気候変化による作物への影響が懸念されている。こうした変化に対する植物の応答について、分子生物学的な研究や野外での農業気象学的なアプローチが行われている。研究会では、植物の環境応答にかかわる野外での農業気象学的な研究と、実験室内での分子生物学的な研究との相互理解と今後の連携の在り方について議論し、それを通して気候変動に対する実用的研究に結び付けるためのヒントを探る。▽「地球環境変化と植物の生理生態」(東京大学)▽「気象条件が群落微気象におよぼす影響とイネの高温障害」(農環研)▽「気孔開閉の環境応答の分子機構」(九州大学)▽「気候変動下における寒冷地のイネ生産とそれを制御する遺伝子ネットワーク」(岩手大学)ほかの発表が行われ、続いて総合討論が行われる。参加は無料。できるたけ事前登録を。氏名・所属・連絡先(住所)をEメール:metniaes2014@ml.affrc.go.jpまたは、FAX(029-838-8199)で申し込み。研究会終了後に資料集を送付。資料集不要の場合は、連絡先は不要。問い合わせは、同研究所大気環境研究領域(TEL029-838-8207)へ。