「こうのとり」、国際宇宙ステーションとの結合完了
:宇宙航空研究開発機構(2015年8月25日発表)

 (国)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月25日、種子島宇宙センター(鹿児島・南種子町)から19日に打ち上げられた国際宇宙ステーション(ISS)補給機「こうのとり」5号機が日本時間の8月25日午前2時28分、ISSとのドッキング(結合)を完了したと発表した。

 ドッキングは、「こうのとり」5号機の情報が、JAXA筑波宇宙センター(茨城・つくば市)管制室から米航空宇宙局(NASA)管制センターの若田光一宇宙飛行士を介してISSの油井亀美也宇宙飛行士に伝えられ、油井さんがISSのロボットアームを操作して行われた。

 高度約400km、秒速約7.7kmで地球を周回しているISSへの物資補給は、最難関の任務で、2014年10月に米国の「シグナス」、今年4月にロシアの「プログレス」、同6月に米国の「ドラゴン」とこの1年弱の間に3機のISS補給機が立て続けで補給に失敗している。

 そのため、今回の「こうのとり」5号機のドッキングには、国際的に大きな期待がかけられていた。

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