(国)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は7月22日、昨年12月に打ち上げた小惑星探査機「はやぶさ2」が目指している小惑星の名称を広く一般から募集すると発表した。
「はやぶさ2」は、2010年に小惑星「イトカワ」のサンプルを地球に持ち帰った「はやぶさ」に続くわが国の小惑星探査機第2号で、現在「1999JU3」と呼ばれている小惑星を目指している。到着は、2018年6〜7月ころで、太陽系の起源の解明につながる手がかりを得ることを目的にサンプル採取や科学観測を行う。翌2019年、地球に向け同小惑星を離れ、東京オリンピックの2020年11〜12月ころ帰還することを目指している。
募集する名称は、▽アルファベットで16文字以下▽1つの単語でできた名称が望ましい▽攻撃的なものや不快にさせるものであってはならない▽「1999JU3」のように地球軌道に近接する小惑星では「神話由来の名称」が慣例。ただし、神話由来以外の名前が認められることもある―など国際天文学連合が定めている条件がある。
応募は、インターネットかはがきで。インターネットの場合、応募フォームから。はがきは、▽名前(ふりがな)▽住所▽小惑星の名称案の種類:A神話由来Bその他▽小惑星の名前(アルファベット16字以内で記入)▽その名前にした理由(200字まで)を記入し、〒252‐5210 神奈川県相模原市中央区由野台3-1-1 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所「1999JU3」名称案募集係へ。
応募の締め切りは、インターネットの場合8月31日の午前10時、はがきは同日必着。応募に関する問い合わせは、宇宙科学研究所小惑星名称案募集係(TEL090-5551-1714)へ。