中南米6カ国から16人の技術者招き地震工学研修
:建築研究所(2015年5月20日発表)

 (国)建築研究所は5月20日、中南米6カ国から選ばれた16人の技術者を対象に5月25日から約2カ月間、つくば市(茨城)の同研究所で地震工学研修を行うと発表した。

 参加するのは、ドミニカ共和国、エルサルバドル、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、ペルーの技術者で、研修の最後には総仕上げとして場所をエルサルバドルに移して構造実験を行う。

 中南米諸国は、地震の頻発地域だが、耐震建築の技術普及が遅れており、地震による建物の崩壊で多くの人的・物的被害を被っている。

 今回の研修では、建物の耐震設計・施工・診断・補強の技術と制度を学び、研修をより効果的に実施するため講義をスペイン語で行う。研修最後の構造実験は、エルサルバドルで現地の材料を使って2週間かけて行う予定という。

詳しくはこちら