つくば市でのセグウェイの実験エリア広げる

 国立研究開発法人産業技術総合研究所とつくば市(茨城)は、セグウェイを使った移動支援サービスの試験エリアを拡大した。4月27日から共同実証試験を行っている。つくば市では、モビリティロボット実験特区の認定を受け、各種のモビリティロボットの実証試験を始めている。産総研では、平成25年9月からTXつくば駅~産総研間の移動に、つくば駅と産総研に充電ステーションを設置し、産総研が開発したシェアリングシステムを使い、産総研職員による実証試験を行っている。

 今回は、これまで2カ所だった充電ステーションを、つくば市庁舎とTX研究学園駅にも新設して4カ所に拡大、多点間での運用でシステムの動作検証や実用化の可能性を探ることにしている。また、平成27年1月の規制緩和で、一定の要件を満たしたモビリティロボットに関しては、保安要員が搭乗したまま業務を行えることになり、セブウェイの後を保安要員が自転車で移動しながら行っていた業務が、セグウェイに搭乗しながらできることになった。これにより、シェアリング活用での利便性が向上し、実社会での利用に近づく形となった。