国土交通省の国土技術政策総合研究所は4月28日、平成27年度から取り組む「道路政策の質の向上に資する技術研究開発」の研究テーマが決まったと発表した。
この技術研究開発は、研究テーマを広く一般から公募し、国交省の新道路技術会議(委員長・石田東生筑波大大学院教授)が審査して決めているもので、平成17年度から実施している。
今回の平成27年度の研究テーマ募集には、30件の応募があり、その中から4件が採択された。
採択された4件の研究テーマ名と研究代表者名は、次の通り。
▽「災害・日常時の道路の信頼性とその総合・長期的評価の研究開発:幹線道路ネットワークデザインと維持管理計画」(金沢大学・中山晶一朗氏)
▽「多様な観測データの活用による道路情報提供の研究開発」(山梨大学・佐々木邦明氏)
▽「沢埋め道路盛土の経済的な耐震診断と耐震補強の開発」(神戸大学・渋谷啓氏)
▽「薄板モルタルとデータ同化手法を利用したコンクリート橋の3次元塩分浸透予測手法の開発」(新潟大学・佐伯竜彦氏)