国土地理院が企画展「地図と測量の新時代」

 国土交通省国土地理院は11月3日まで、つくば市(茨城)北郷の同院「地図と測量の科学館」で企画展「地図と測量の新時代~新たな技術が国土を拓く~」を開催している。地図と測量の技術は、その時代の最先端技術を採り入れて精度を高めてきた。現代では宇宙技術やセンサー技術を駆使して新しい地図づくりと測量が行われている。この企画展では、こうした新しい技術を紹介し、日々の暮らしとどのようにかかわっているのかを分かりやすく展示している。主な展示は、▽広がる地図の世界:航空レーザ測量と3D技術、▽車を走らせ地図を作る:移動計測車両による測量システム(MMS)と慣性計測装置(IMU)、▽人工衛星から地球上の位置を知る:全地球測位システム(GNSS)と準天頂衛星「みちびき」(QZSS)―などで、3D地形模型やGNSSと「みちびき」の仕組みと今後の計画、陸域観測技術衛星「だいち2号」による観測画像など、現代の地図づくり、測量の仕組みが紹介されている。入場は無料。月曜日休館(10月13日は開館、翌14日は休館)、10月25、26日は臨時休館。開館時間は午前9時30分~午後4時30分。問い合わせは、同館(TEL029-864-1872)へ。