次期の「電子基準点リアルタイムデータ配信機関」を決定
:国土地理院(2014年9月26日発表)

 国土交通省の国土地理院は9月26日、同院が地殻変動監視のため全国に設置している「電子基準点」からのデータを広く一般に配信する平成27年度からの「電子基準点リアルタイムデータ配信機関」に(公財)日本測量協会を選定したと発表した。

 電子基準点は、全地球測位網衛星(GPS衛星:グローバル・ポジショニング・システム衛星)からのデータを受信して地震や火山活動などの地殻変動を監視している高さ5mのGPS連続観測点。

 同院は、電子基準点を日本全国に約1,300点設置し、取得したリアルタイムデータを平成14年5月から「電子基準点リアルタイムデータ配信機関」を介して広く一般に提供しており、その配信業務は公募により選定した外部機関に委託している。

 現在、その配信機関となっているのは、日本測量協会だが、委託は平成26年度末までとなっていることから次の委託先を公募、「提出された企画提案書などを厳正に審査」(国土地理院)した結果、引き続き配信業務を日本測量協会に委託することになったもので、期間は平成27年4月1日から同32年3月31日まで。

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