(独)防災科学技術研究所と神戸大学は9月24日、相互の連携と協力を強化するため連携協定を締結すると発表した。
同研究所の兵庫耐震工学研究センター(兵庫・三木市)には、世界最大規模の実大三次元震動破壊実験施設「E-ディフェンス」があり、同研究センターと神戸大の都市安全研究センターとの間ではこれまでも連携協定が結ばれていた。
今回の協定締結は、E-ディフェンスでの将来の地震に向けた施設整備が進み、地域密着・貢献型の防災・減災研究拠点を目指す神戸大にも新たに小型震動台実験設備が設置されたことなどから、「神戸大全体との連携協定の組み直し」(防災科研)となったもの。
協定は、連携と協力により地震や津波などに対する防災・減災の研究を推進し、神戸・兵庫地域への研究成果の還元に努めるとしている。