(独)物質・材料研究機構は6月24日、マレーシアの国立マレーシア工科大学と包括連携協定、国際連携大学院協定の両協定を締結したと発表した。
マレーシア工科大学は、マレー半島の最南端に位置する人口約85万人のマレーシア第2の都市、ジョホールバルに本部を置く同国で最も古い理工系大学。2013年に同大学の前学長らが物材機構を訪問し、両協定締結の希望が出され、このほど同機構の潮田資勝理事長らが同大学を訪れ締結となったもの。
マレーシア工科大学は、同国の工科系の学卒人材の3分の2を輩出しているといわれる研究重点の大学で、同大学のクアラルンプール校には日本の政府や20以上の大学の支援により2010年に「マレーシア日本国際工科院」が設置され、多くの日本人教員が教鞭をとっている。
物材機構は、共同研究や学生の受け入れを通じ同大学との連携を強化し、さらには同大学を介して東南アジア諸国との交流を深めたいとしている。