国土交通省と同省の国土技術政策総合研究所は3月11日、公募した平成26年度から取り組む技術研究開発の審査結果を発表した。
この公募は、道路政策に役立つ技術開発課題などを大学、公的研究機関、企業などから募集し、研究開発費を付けて研究開発を委託するというもので、平成17年度から実施している。
9回目の実施となる今回は、50件の応募があり、3月10日に開催された同省の「新道路技術会議」で審査が行われ、6件の採択が決まった。6件の研究テーマ名と研究代表者は、次の通り。
▽「次世代モビリティ社会を踏まえた移動空間評価手法の開発研究」(名古屋大学・山本俊行氏)
▽「表面処理技術を応用した腐食鋼桁端部の性能回復技術に関する研究開発」(琉球大学・下里哲弘氏)
▽「高性能鋳鉄床版の開発」(九州工業大学・山口栄輝氏)
▽「非破壊試験を用いたコンクリート構造物の表面品質検査システムの構築」(広島大学・半井健一郎氏)
▽「首都圏3環状道路の効率的な運用に関する研究開発」(東京大学・大口敬氏)
▽「首都圏三環状概成時を念頭においた料金施策とITS施策による非常時を含む総合的交通マネジメント方策の実用化」(一橋大学・根本敏則氏)
No.2014-10
2014年3月10日~2014年3月16日