農業環境技術研が30周年記念セミナー

 (独)農業環境技術研究所は3月7日午後1時から、東京・外神田1丁目(千代田区)の秋葉原ダイビルの「秋葉原コンベンションホール」で同研究所30周年記念セミナー「核酸から見えてきた農業に関わる微生物の生態と機能」を開催する。近年、環境中の微生物の生態や機能が、環境中から抽出した核酸を解析することで明らかになってきている。このセミナーではそうした研究について、外部の研究者による講演や研究所での成果などを紹介する。主なプログラムは、▽シングルセル・ゲノミクスを用いた環境微生物の遺伝資源化と生態系解明(東京工業大学)▽三宅島噴火後の土壌微生物相変遷のメタゲノム的解析(茨城大学)▽メタゲノム解析手法を用いた窒素循環に関わる微生物の生態解析(農業環境技術研究所)▽土壌抽出核酸に基づく微生物相の解析を土壌病害の診断に役立てる(同)、ほか。参加は無料。希望者は、事前登録が必要で、参加者の名前・連絡先(電話、FAX、メールアドレスなど)・職業を、EメールまたはFAX(029-838-8199)で申し込み。問い合わせは、同研究所生物生態機能研究領域(TEL029-838-8262)へ。