国土交通省の国土技術政策総合研究所は12月25日、平成26年度に行う重点研究の概要を発表した。
それによると26年度に進める重点研究は18課題で、2億3,400万円を投入する計画。そのうちの7課題は新規研究で、新たに「安全・安心の確保」分野で5課題、「持続可能で活力ある国土・地域の形成と経済活性化」分野で2課題をそれぞれスタートさせる。
新たに開始する重点研究7課題の課題名と26年度の各予算額は、次の通り。
◇「安全・安心の確保」分野
▽津波防災地域づくりにおける自然・地域インフラの活用に関する研究(1,800万円)
▽巨大地震に対する中低層建築物の地震被害軽減技術に関する研究(1,700万円)
▽地震時の市街地火災等に対する都市の脆弱部分及び防災対策効果の評価に関する研究(1,300万円)
▽リスクマネジメントの観点を組み込んだ維持管理の持続性向上手法に関する研究(2,000万円)
▽空港舗装の点検・補修技術の高度化に関する研究(400万円)
◇「持続可能で活力ある国土・地域の形成と経済活性化」分野
▽住生活満足度の評価構造に基づく住宅施策の効果的実施手法に関する研究(1,300万円)
▽都市の計画的な縮退・再編のための維持管理技術及び立地評定技術の開発(1,600万円)
No.2013-51
2013年12月23日~2013年12月29日