農業環境技術研が30周年記念・生態系計測研究ワークショップ

 (独)農業環境技術研究所は2月14日午後1時から、東京・丸の内2丁目(千代田区)の「丸ビル・カンファレンススクエアRoom5」で同研究所30周年記念・生態系計測研究ワークショップ「リモートセンシングの食糧インテリジェンスへの戦略的利用に向けて」を開催する。世界の人口は増える一方で温暖化や異常気象で食糧生産への影響が深刻化している。そうした中、主要作物の生産力の実態把握に向けた観測衛星によるリモートセンシングへの期待は大きくなってきている。このワークショップでは、こうした広域的な作物情報の収集に関して衛星群を利用するためのセンサーやデータ、研究など、今後に向けての課題を議論する。
 主なプログラムは、▽食糧インテリジェンスに向けたリモートセンシング手法(農業環境技術研究所)▽高頻度観測衛星データ(MODIS)を用いた作物生育の広域評価(同)▽我が国の衛星と食糧生産評価への応用(仮)(宇宙航空研究開発機構)▽食糧生産情報への国際ニーズと衛星画像の利用(仮)(日立製作所中央研究所)▽農業共済における被害査定の手順と広域情報ニーズ(全国農業共済協会)、ほか。続いて、「食糧インテリジェンスへのリモートセンシング高度利用に向けた方策、協力体制等について」をテーマに総合討論が行われる。参加は無料。希望者は、事前登録が必要で、参加申込書(http://www.niaes.affrc.go.jp/sinfo/sympo/h25/20140214.html?0106から)に記入し、EメールまたはFAX(029-838-8199)で申し込み。問い合わせは、同研究所生態系計測研究領域(TEL029-838-8221)へ。