(独)土木研究所は6月6日、今年度新たに開始する共同研究「非破壊検査による道路トンネルのうき・はく離検出技術の開発」に参加する企業を公募すると発表した。
道路トンネルを覆っているコンクリート壁に異常がないかの安全チェックは、現在、作業員による打音点検などで行なわれている。新たに行なう共同研究は、コンクリート壁面のうき・はく離をより効率的に検出する技術の開発を民間企業と一緒に行おうというもの。
共同研究を行うのは、今年度と来年度。この間に、(1)非破壊検査によるコンクリート壁面のうき・はく離検出技術の開発(2)トンネル点検の実態調査、うき・はく離の検出に対する要求性能の設定―を行う。
目標は、道路トンネル内の通行を規制することなくコンクリート表面を面的に非接触で計測し、うき・はく離を検出できるようにすることで、5社程度の参加を同研究所は希望している。
共同研究参加企業の募集締め切りは、7月5日午後5時。参加企業の選定は、書類審査で行い、必要に応じ個別ヒヤリングを実施する、
問い合わせは、同研究所企画部研究企画課(TEL029-879-6751)へ。
No.2013-22
2013年6月3日~2013年6月9日