「機微情報の漏洩なし」―ウェブサイトの改ざんで調査結果
:高エネルギー加速器研究機構

 高エネルギー加速器研究機構(KEK)は5月17日、同機構の素粒子原子核研究所・理論センターのウェブサイトで行われた不正書き換えに対し、「機微情報の漏洩などはなかったことが確認された」と発表した。
 この改ざんは、ウェブサイトのトップ画面が外部から不正に書き換えられていることが3月20日午後9時過ぎに判明したもので、KEKは同センターのウェブサーバーを同日午後10時から停止して調査を進めてきた。
 その結果、不正書き換えは、コンテンツ管理用パスワードの脆弱性を衝かれて発生したことが判明、心配されていた機微情報の漏洩などはなかったという。
 KEKは、同ウェブサーバーの復旧作業を現在進めており、6月中の運用再開を目指している。
 同機構は、「今回の事態を真摯に受け止め、KEKの情報セキュリティー対策に万全を期し、再発防止に努めていく」といっている。

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