(独)防災科学技術研究所は3月1日午前10時~午後5時、東京・丸の内(千代田区)の東京国際フォーラムでシンポジウム「リスク社会のイノベーション2013‐情報共有に基づく公民協働の実現を目指して」を開催する。このシンポジウムでは、同研究所が行ってきた災害対策支援システムなどの研究開発や、2011年の東日本大震災の被災自治体への支援活動などで得られた課題や知見を踏まえ、「eコミュニティと地域防災」、「官民協働危機管理クラウドシステム」、「公民協働による災害アーカイブのあり方」について議論する。「eコミュニティと地域防災」では、同研究所が開発した災害時のコミュニケーション支援などのツールとなるeコミウェアや、eコミウェアとリスクコミュニケーションの実例などを紹介する。「官民協働危機管理クラウドシステム」では、自治体が災害時の関係機関・住民への伝達を行える情報システムを同研究所が開発を進めており、これのデモンストレーションや参加自治体などとの意見交換を行う。「公民協働による災害アーカイブのあり方」では、東日本大震災について後世に伝えるため同研究所が開発を進めている災害デジタルアーカイブシステムとその利用法を紹介、国などが整備を進めている他のアーカイブシステムとの連携について討論する。参加は無料。定員100人。参加申し込み・問い合わせは、ウェブページから。
No.2013-5
2013年2月4日~2013年2月10日