来年度予算、巨大地震への備えなどに注力
:国土地理院

 国土交通省の国土地理院は1月30日、「平成25年度国土地理院関係予算」を発表した。
 国の来年度予算の政府案が1月29日閣議決定されたことで、同院の予算総額とその概要を明らかにしたもの。
 それによると、同院の来年度予算額は、95億円で、今年度の102億円に比べて6.7%減となっている。
 新規に着手する大きな事業はなく、「G空間社会(地理空間社会)の実現による国民生活の安全・安心への貢献」を図るべく(1)電子国土基本図および基盤地図情報の着実な更新、(2)電子基準点測量の高度化の推進、(3)南海トラフ巨大地震等への備え、(4)G空間情報ライブラリーを通じた地理空間情報の提供、などに注力するとしている。
 なかでも、心配される南海トラフ巨大地震等への備えについては、都市域周辺部の活断層帯の位置・形状を把握する必要があるとして、緊急性の高い3つの活断層帯3,000km2の都市圏活断層図作りを進める。

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