(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月31日、地球を周回している国際宇宙ステーション(ISS)に接続する同機構の日本実験棟「きぼう」から宇宙に放出する民間企業や大学などの超小型衛星の募集を年間通していつでも受け付ける通年公募に切り換えたと発表した。
JAXAは、2012年10月に「きぼう」から、公募によって選ばれた和歌山大学・東北大学の「RAIKO」、明星電気(株)の「WE WISH」など国内3機、NASA(米国航空宇宙局)2機の計5機の超小型衛星の放出に成功、全衛星を高度350~400km程度の円軌道に乗せている。
その技術実証の結果を踏まえ、超小型衛星の多様な打ち上げ(放出)機会の提供を目的に今回、通年公募の実施に踏み切ったもの。応募のあった超小型衛星を「きぼう」まで届ける打ち上げは、JAXAが行なう。
公募に関する問い合わせなどは、(財)日本宇宙フォーラム企画室「小型衛星公募窓口」(TEL03-6206-4901)へ。
No.2013-4
2013年1月28日~2013年2月3日