「電子国土基本図のあり方検討会」の中間提言を発表
:国土地理院

 国土交通省の国土地理院は7月23日、「電子国土基本図のあり方検討会」が取りまとめた中間提言を発表した。
 電子国土基本図は、従来の最も基本的な地図である2万5千分の1地形図(地図)に替わる新な基本図として同院が整備しているデジタル形式の“次世代地図”で、平成21年12月からWeb上で試験公開している。
 しかし、現状の電子国土基本図は、利用しづらいという問題を抱えている。このため、同院は学識経験者などで構成する「電子国土基本図のあり方検討会」を設けて幅広い観点から検討していたもので、中間提言の要旨は次の通り。
 ▽公共施設の情報を中心に更新の迅速化を図ると共に、従来の2万5千分の1地形図に記載されていた実用上役にたつ情報を電子国土基本図の情報と重ね合わせて提供する。
 ▽表現については、従来の地形図をほぼ踏襲し、見やすく、分かりやすい表現を標準的な表現として定める。
 ▽提供方法としては、[1]電子地形図25000(仮称)、[2]数値地図、[3]電子国土Webシステムでの提供、の3つの方法で進める。

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