農業施設の地震時挙動研究で共同研究者を募集
:農村工学研究所

 (独)農業・食品産業技術総合研究機構の農村工学研究所は7月2日、農業施設の地震時の挙動を研究する共同研究者を募集すると発表した。
 昨年3月の東日本大震災では、地盤の液状化が広範囲にわたって発生し、農業用施設が大きな被害を受けた。今後も、大規模な地震の発生が懸念され、農業分野では農業用施設の耐震対策が求められている。
 募集する共同研究の名称は、「地盤と地中構造物の動的相互作用に関する研究」で、基幹的な農業用施設の地震時挙動を解明するのが目的。研究では、つくば市(茨城)の同研究所に設置されている三次元振動台を使って振動実験を行い、地盤と構造物の相互作用を解明する。
 共同研究の期間は、平成24年度末まで。募集するのは、1団体で、同研究所の共同研究審査委員会が参加希望者から提出された「共同研究申請書」の内容を審査し選定する。
 公募の締め切りは、7月30日。問い合わせは、同研究所技術移転センター移転推進室(TEL029-838-7506)へ。

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