(独)農業生物資源研究所は4月27日、平成24年度の大豆などの遺伝子組み換え作物の栽培を5月8日から始めると発表した。
同研究所では、すでに栽培に向けての説明会を行い、これを受けて栽培を始めることにした。栽培するのは、遺伝子組み換え作物の除草剤耐性大豆、害虫抵抗性と除草剤耐性を合わせもつトウモロコシ、スギ花粉症治療イネと、それぞれの非組み換え作物。いずれもつくば市内(茨城)の同研究所の展示ほ場あるいは隔離ほ場などの専用のほ場で栽培を行う。第1回目は、展示圃場で5月8日に害虫抵抗性と除草剤耐性のトウモロコシと非組み換えトウモロコシの種まきを実施。2回目は、6月5日に組み替えと非組み換えのトウモロコシ、除草剤耐性大豆と非組み換え大豆の種まきを展示ほ場で実施する。
スギ花粉治療イネは、隔離ほ場で5月10日に播種することにしている。
大豆とトウモロコシについては、6月6日から9月上旬の栽培終了までの平日、育ち方や害虫、雑草の生え方などの違いを見学することができる。
No.2012-17
2012年4月23日~2012年4月29日