ラムサール条約事務局と湿地の調査で協力協定を締結
:宇宙航空研究開発機構

 (独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)は10月18日、ラムサール条約事務局とJAXAの陸域観測技術衛星「だいち」を利用した湿地の調査に関する協力協定を締結したと発表した。
 ラムサール条約は、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地と、そこに生息する動植物を保全しようという国際条約。締約国は、2009年4月現在で日本を含め159か国を数える。
 「だいち」は、世界最大級の地球観測衛星で、昼夜・天候によらず陸地を観測できる合成開口レーダーなど3つの地球観測センサーを搭載、これまでもラムサール条約の下での湿地調査に役立てるための画像を試行的に同条約事務局に提供してきた。
 今回の協定は、その「だいち」画像を使っての協力をさらに発展させるため締結したもので、JAXAは「だいち」画像を継続的に事務局に提供すると共に、「だいち」画像をデータベース化して公開する。一方、同条約事務局は、提供された「だいち」画像を湿地リストの作成、湿地の評価・保全などに利用する。

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